地味男君が好き!(仮)


「爽ちゃっ…」

「それでどうなの?美華」

「えっ?あぁうん」


爽ちゃんに話し掛けようとしたけどダメだった…。


「まだ分かんないや。会ってから2日しか経ってないし」

「まぁ〜そうだよね。でも恋はいつ始まるか分からないから。だから好きな人が出来たら1番に教えてよね!」

恋はいつ始まるか分からない、か…。

「うん!分かった!」


「よし!それじゃ私はここで!」


「えっ?」


周りを見渡すと
いつの間にか愛と別れる駅まで来ていた。


全然気づかなかった〜

「それじゃまた明日ね」

「うん、また明日」

「また明日」

「バイバ〜イ!」

私が手を振ると振り替えしてくれた。

「バイバ〜イ!」

ちなみに爽ちゃんは歩きで帰る。
爽ちゃんちは、駅から歩いて10分位の所にあって、そこまでは一緒に帰るようにしている。


…が!


今日はなんか気まずい!!