とっさに優也君から離れた。

私のばか!!

壁まで迫って…
しかも顔と顔の距離が10cmぐらいになるまで近づくなんて!!

近づくの嫌がってだのに!!


「ほんとごめん」

「いや、あの」

なんか今思ったけど
自分全然ポジティブじゃない!!

私はパニクって優也君の声に気づかなかった。


「後は1階だけだからぱっぱと終わらせて帰ろう」


「はっはい」


急いで学校案内を終わらせた。


黒い雲をつれて…