「坂田優也だ。坂田、自己紹介を」

優也君か。
良い名前だな〜



「僕に近寄らないで下さい。それだけです」

彼の言葉は私のほのぼの感を壊した。

へ?

クラスの皆も私もそして先生も一瞬驚いた。



…けどすぐに騒がしくなった。


「なんかこいつ最悪じゃね?」

「こんな人来てほしくなかった〜。冷たいし」

「帰って欲しいわ〜」

そんな言葉が教室中を行き交う。

…酷い。皆言い過ぎだよ。
私は怒りが抑えきれなくなくなって声をあげた。

「あのさっ言…」
私と同時に先生も声をあげた。

「静かに…」

でも、それをかき消すように

「うるせえよ!!」
爽ちゃんも声をあげた。



私はビックリして爽ちゃんを見た。
爽ちゃん!?