紅蓮の鬼



「では、楓太ことは任せた」


「はい」


要は一礼してワタシの部屋から出て行く。


「…………」


ふとワタシは外に出て空を見た。


綺麗な茜色に包まれていた。


「…………」


――さて、そろそろ行くか