紅蓮の鬼



それを聞いていた駒繋の顔がサーっと血の気が失せていく。


え、なに、そんなに厳しいの?


「駒繋、戻っていいぞ。さっき言ったように、こいつはワタシが直々に鍛える」


何故か、〝直々に〟を強調して言った。


…………………。


なんか。


学校では馬鹿オーラ振りまいてたこいつが、こうも偉そうに言うと………なんか、癪に障るな。


「…は、い」


「お前も鍛えてもらったことあんの?」


俺は駒繋に聞く。


「あ、あるよ」


不安そうに言う。


「どんなだった?」


「お…俺、本当に死ぬかと思った」


……………、気のせいだと思うけど駒繋の顔がやつれて見える。