紅蓮の鬼



「じゃぁ、トドメだー」


男はそう言って杭を取り出し、俺の胸に突き刺した。


――え、マジ?


ガツって音がする。


「ウッ」


一瞬、俺の動きが止まった。


そして、パタリと地面に倒れる。


「……これでヴァンパイアは死ぬだろ」


男はそう呟き、歩き出した。