紅蓮の鬼



「知らなかったわ、外国人の鬼もいるんだな」


人間が俺の隣にドカッと座りながら、男が俺を見て言う。


どうやら彼は俺が人間じゃないことを知っているらしい。


……まぁ、俺が人間だったら、逆になんでここに一般人がいるんだって話になるか。


「俺は鬼じゃないけどね」


そう言いながら俺は鴉を飛ばす。


「人間じゃないことには変わりねぇんだ」


男がクスッと笑い、「じゃぁ、あんた何モンなんだよ」と持っていた酒を飲む。


「…………………」


――あんたなんで酒を常備してんだ


俺は半目になった。