それから俺はそのまま、里の人々の前で淋に紹介された。 〝身寄りがいない〟っていう設定で。 …確かに、留学してここには俺の知ってる知り合いとかいないけど。 で、ヨシャたちには急な用事思い出して、キャンプは途中で抜けるという話をした。 晩に俺が帰ってこなかったことに関しては、今無事に生きているから気にしないということだった。 ……なんか俺の扱いが雑なのは気のせいだろうか。