紅蓮の鬼



「俺らの姐サンを傷つけた代償は大きいよ?」


幼い声がして、ガチャリとこの部屋のドアが開く。


「ぅおわっ!!?何この煙!!?冷たっ!!!」


「あ、これって駒繋のヤツじゃね?」


「姐さーん、助けに来たよー」


そんな声がして、駒繋はこの蒸気を液体にして、ドア付近で立っている三人に投げつける。


「何すんだテメェ!!?」


そこには、昨日「里に帰る」と言っていた三人がびしょ濡れで立っていた。