紅蓮の鬼



――いや、バカだろ


率直な俺の感想。


「…………………」


俺は眉を顰めた。


――どう考えてもバカだろ。


なんで人間の始めたことなのに干渉すんだよ。


鬼のことは取り合えず置いといて、今は戦争に勝つことを考えるべきだろ。


始めたもんはしょーがないし。


「…………」


俺は地面を一歩一歩、強く蹴った。