紅蓮の鬼




「……で、どーすんだ?追い払う方法は考えてんだろ?」


俺はチラリと淋を見る。


彼女は俺の言葉を聞いて、難しい顔をしていた。


「いまどき鬼火とかボゥッッて出しても驚かねーぞ」


彼女は「それは分かってる」というように、眉のシワを寄せた。


「…………………」


「…………………」


「……俺は、圧倒的な力の差を見せつけるべきだと思う」


そう言って「俺の世界の偉い人がやったように」と、付け足す。


「…………………」


淋は黙っていた。


「…………………」


それから続く、沈黙。


「………………いや…」


どれくらい経っただろう。


長いような短いような、時間が過ぎた。


「話し合う」


淋の目は真剣だった。