紅蓮の鬼




「よっ」


部屋に入ると、淋が仰向けになっていた。


「……楓太か」


彼女は少し安心したような表情を見せた。


そしてすぐにハッと息を吐き出して、悔しそうな顔をする。


「……ざまあないな…」


自嘲したような笑みを浮かべていた。