――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――………… それからどれくらい経ったのかは分からない。 妙な音がするから目が覚めた。 「アラ、丁度いいことで起きたわね」 ポーン姉さんは「起こす手間が省けたわ」と、嬉しそうに口角を上げた。 今のポーン姉さんには、さっきまでのふざけた表情はない。 只ならぬポーン姉さんの態度に、俺は辺りを見渡す。 「?」 妙に緊張が走っているようだった。 俺の眠りを妨げた妙な音は、鳴り止んでいた。