紅蓮の鬼





「……なるほど…」


淋が言って、俺は小さくうなずいた。


だから用意周到だったんだ。


「黄鬼の里には行ったのか」


彼女は腕を組んで聞いた。


桔梗は首を振る。


「これから行くところです」


彼はそう言って恥ずかしそうに微笑んだ。