紅蓮の鬼





「………………」


湯と肉と味噌でできた食べ物を黙々と食べる俺ら。


箸とお椀は子供が持っていた物を使わせてもらっている。


「………………」


誰も、何も、言わない。


ただ、ちびちびと食べている。


俺自身、この食べ物が美味しいとは思わない。


でも、不思議なことに不味いとも思わない。


ただ、奇妙な味がする。


味噌の味もするけど、奇妙な味もする。


………なんなんだろう、この味。


普段食べないような肉を食べたから、こんな風に感じんのかなぁ…。


まぁ、普通食わねーよな。


フクロウとかキツネとか。


俺だって初めて食べたし。