紅蓮の鬼





「調味料ならありますよ」


聞きなれない声が引き戸の方からした。


「起きたか」


見ると、寝ている筈の子供が立っていた。


手に何か持っていた。


それを俺に渡す。


「味噌か」


淋が言った。


……味噌、ね。


はたして、俺はこれでうまいモンが出来るのだろうか。


「……………」


俺はゴクリと唾を飲み込んだ。