紅蓮の鬼





動物二匹を外に出す時、地面を見ると、雪が少し積もっていた。


俺は動物の血を抜く。


もう冷たくなってるかも、とか思ってたけど案外、生温かくて気持ち悪かった。


汚れた手はある程度積もっている雪で拭いた。


……匂ってみると思った通り、臭かった。


「………はぁ…」


アホな行動をしてため息をつく。


それから俺は建物の中に戻って、火にあたりながら、寝息を立てている淋を見る。


――好き?


俺が淋を?


ふと、昨日のことが脳裏を過ぎる。


「……まさか…」


そっと呟いて、俺はなんとなく寝ている子供を見る。


さっき見た時よりも、顔色は白くなかった。


気のせいか、淋と子供が似ているような気がした。