紅蓮の鬼






「なんだお前、背ぇでかいのに言葉知らないんだ?」


「いや、背は関係なくね?」


楓太がツッコンだ。


「同衾っていうのは、男女が一つの布団で一緒に寝ることだよ」


「……おう………」


梔子は楓太の肩に腕を置いた。


「……てことはつまり?」


「……つまり………えっと…」


-----かっくんッッ


言おうか言うまいか迷っている楓太を尻目に見て、ワタシは梔子に膝かっくんを見舞わせてやった。


「ウっ!!?」


余程、気を抜いていたのだろう。


梔子は簡単にへにゃりと崩れた。


「変なことを吹き込むな」


「ま、知らないのなら竜胆に教えてもらい~」


そう言って梔子は、さっさと立ち上がって部屋から出ていった。