紅蓮の鬼





「これはどういうことだ、梔子」


ワタシは敷かれてある布団を指す。


大きな敷き布団が部屋のド真ん中に一つ。


枕は二つ。


「一応、押し入れの中見たけど何にもなかったよ」


楓太が肩を竦めた。


「どういうことだって言われても、そのままの意味だけど」


梔子はキョトンとした顔をする。


「犬升麻と同衾しろと?」


「夫婦じゃん」


「……………………………」


確かに夫婦っちゃぁ夫婦だが。


「ね、ドウキンって何?」


楓太がワクワクしながら聞いてきた。


「状況見て分かるだろ。あ゛?」


「何で怒ってんの!!?」