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黄鬼の里はワタシ達がいるところと近い為、走ってほんの数時間で着いた。
里に入って、千秋に案内されるままに着いたある一件の家。
その家に入って、千秋が襖を開けると梔子が何やら書類をまとめていた。
「………………」
……どこの長も、することは同じだと思った。
「ジャジャジャジャーン♪黄鬼の千秋、戻って参りましたッッ!!!」
『キラーン』という効果音がつきそうな勢いで言った。
「あい、お帰り」
筆を止めて、千秋を見て微笑んだ。
「おぉ」
楓太が小さく感動したように声を出す。
大方、梔子が女のように見えたのだろう。
………ガキが……。
ワタシはフッと目を伏せて息をついた。


