紅蓮の鬼





黄緑の突風が木々を揺らす。


笹の葉が舞った。


俺らがいる場所には黄緑が襲ってくるも、俺らを守っている炎がそれを飲み込む。


その為、俺らは無害だ。


「っ!!?」


その光景は、俺の目を疑うようなものだった。


黄緑の風が通った道には青々とした常緑樹が、薄い黄色になっていた。


まるで、枯れてしまったように。


「これが――」


黄鬼が操るのは毒だ。


この木々を枯らした黄緑は、毒。








――黄鬼の毒だ