紅蓮の鬼







「……………」


ワタシは鬼老院からの手紙を読んだ後、息をついた。


「なんて?」


楓太がワタシの顔色をうかがいながら言った。


「〝今日の黄昏時に〟だと」


「……また何かやらかしたのかよ…」


楓太が顔を引き攣らせながら言った。


「今回は何もしてないぞ、今回は」


ワタシは眉を寄せる。


「どーだかね~」


楓太は呆れたような表情をワタシに向けた。


「あーもーいいから帰るよ」


空木は倒れている千秋を担いで、言った。