紅蓮の鬼







「うん、いいんじゃない」


イチイ様は笑った。


「それはそうと秋桐が襲ってきた時、何か言ってなかった?」


彼は真剣な顔をしていた。


「『血が欲しい』と」


それを聞くと、イチイ様は眉を顰めた。


「あげたの?」


「いえ、すぐにイチイ様が来てくださったので」


「そっか」


イチイ様は息を吐いた。