紅蓮の鬼







「あれが獣鬼…」


楓太はその獣鬼を見ながら言った。


楓太を見ると、彼は釘付けになっているようだった。


まぁ、始めてみるし。


釘付けになるのも当然か。


ワタシは楓太から獣鬼に視線を移す。


その獣鬼は金色の両目でワタシ達を捕えていた。


「……?」


ワタシは眉を顰める。


「……おかしい…」


獣鬼の様子がおかしい。