紅蓮の鬼



-----ドォォオンッッ


音がした方を見ると、今までワタシ達がいたところが崩れていた。


ワタシはそれを楓太の腕の中で見ていた。


幸いにも、さっきワタシと楓太がいた所は千秋がいる所と離れている。


「あっぶねー」


上の方から楓太の声が降ってきた。


当たり前のことながら、楓太の腕の中にいる為に楓太との距離がやけに近い。


トクン、トクンと規則正しい心臓の音が聞こえる。


「………………」


ワタシは瞬きを繰り返した。