紅蓮の鬼



「…ばかだ…」


「それは知ってっけど、解決法が見つかったんならさっさと寝ろよ」


楓太が立ち上がった。


頭を支えていたものがなくなった為に、ゴロンと地べたに背中がつく。


「昨日あんま寝てなかったろ?」


楓太が少し険しい顔をして、手を差し出す。


…………………。


確かにワタシは昨日、あまり寝ていない。


なかなか寝つけなかった。


ワタシは立ち上がりながら、遠くで何故かカラスが鳴いたのを聞いた。


「何故それを――っ!?」


知っているのかと、聞こうとした。