紅蓮の鬼





―――――――――――――――――――――――――――……



里に帰ったのは、もう日が暮れたところだった。


相変わらずワタシは随分と長い間あの場所にいたらしい。


「あ、淋」


自分の屋敷に戻ろうとしていると、楓太に声をかけられた。


ワタシは彼の姿を見て面食らった。


「スパルタすぎるぜ…」


楓太がポロリと口から本音を漏らす。


彼は所々にかすり傷をつくっていた。


そして着ている服は所々に小さな穴がある。


………要がやったに違いない。