紅蓮の鬼






「ついてくる必要はないぞ、要」


歩いている途中に振り返って、誰もいない歩いてきた道に言う。


すると、近くの木から黒い塊が落ちてくる。


「では、南楓太の相手ですか」


黒装束を身に纏った要だ。


「あぁ」


今の彼の姿を見て思う。


………昼間に黒は目立つだろ。