「自分の身は、自分で護れって」


「それのどこがちゃんとしてんだよ!!?」


俺はくわっと口を開けた。


「え、だって考えてみなよ」


空木がキョトンとして言った。


「自分の身一つも護れない奴が、仲間なんて護れるわけないじゃん」