「もと人間なんだから。 普通の感覚だよ…」 「ほ…んとう?」 「あぁ。 だって、人間には考えられないだろ? 血を飲むなんて。」 「まぁ…ね。」 「だから抵抗がないほうがおかしいんだ。 壊れたやつみたいで。」 だから、大丈夫 ってつけたして、 優しくオデコにキスしてくれた。 触れるだけのその口づけと、大丈夫ってそのたった一言で、すべてが救われた気がして。 なかなか自分も薄情だと思いながら、その優しい日々に浸っていたかった。