* 「始祖ヴァンパイア同士が想い合うなんてそんなことをしたらヴァンパイア界の秩序は崩れるなんてことは目に見えていたのよ」 今でも覚えている。 桜の舞う季節を。 「惹かれあってはいけない2人だった。なのに私は和樹に惹かれる自分をとめららなかったのよ。それは和樹も同じだった… 強すぎる力を持った者どうしが集まったらその反動で弱すぎる者が崩れてしまう…そして世界の均衡なんてものは儚く消えてしまうのよ。」 「だから十年だけ2人で過ごして、十年後の桜の咲く頃、別の道を歩くことにしたのよ。」