ヒカリの唄





~放課後~



俺たちは由梨に指定された場所にきた。



直哉は、デートがなしになって不機嫌のようだ。



さっきからいっている由梨とは直哉の彼女のことだ。



名前は、本所由梨(ホンジョウユリ)


色白、黒髪で肩までのボブヘア身長は小さめで、小柄でかわいい感じの子


直哉は由梨にベタ惚れ


直哉と同じように幼稚園からの幼なじみだ。

3人で小学校まで同じだったが、中学生になると俺と直哉は公立中学に進学した。

そして、由梨は私立の女子中学に進学した。

今は、付属の女子高に通っている。




由梨がやって来た。

「お待たせ。ごめんね文篤、急に来てもって。」



「別に大丈夫だ。会わせてたい人ってだれ?」



由梨とは、ここ1年間あまり会っていない。


そして、由梨が俺に対して用事あるなど不思議でしょうがない。

「あのカフェにいるから、行こう。直くんもごめんね。」



「由梨の言うから、しょうがねぇけど……。」



「ありがとう。直くん」


由梨の笑顔に不機嫌だった直哉は、一瞬で癒されたみたいだ。