―テストが返って来た。

「未瑠ー、どうだった?」

海斗がこちらに向かってくる。


「ひ、秘密!!」


(海斗頭いいからなぁ~)


「教えろよー」

「じゃあ、海斗も見せてよ!」

「いいけど・・・ほら」


海斗からもらった答案用紙。

92,87,90,97,86・・・

五教科で、442点?!


「海斗っ・・・!
 あんたマジで天才!?」


そんなことないだろー?

といい、海斗は私の答案用紙をみた。


65,78,81,69,72

「おっ前・・・」


海斗の手が震えている。


「こんな点信じらんねー!
 俺がこれから、未瑠に勉強教えるから!
 いいなっ?!」


(え・・・えーっ!?)


「う、ん・・・」


喜んでいいのか?

でも、私がバカだからだよね・・・(T ^ T)


まぁ、海斗と一緒にいれるってことだよね!?


ここは素直に喜ぼう!