陽愛には、メールしてこれるかどうかの確認をしたところ・・・

なんとオッケー☆⌒d(´∀`)ノ

正樹の家の場所は(何故か)知ってるようだから、現地集合に。


「遅ぇよ」

どどーんと、不機嫌な海斗くん。

「あは、ごめん・・・」

「早く行くぞ!」

スタスタと先に行ってしまう。

なんか、さっきからあんな感じだよね?

「ねぇ、怒ってない?」

「は・・・?」

少し歩くスピードが遅くなった。

「だって海斗、さっきからそんなだし・・・
 何かあった?」

「・・・が・・・」

ぼそぼそと何かを言っている。

「何言ってんの?
 聞こえないよ!」


思わず大声を出してしまった。


「だから、未瑠が元気なかったからっ・・・
 俺が聞いても、何かいつもと違うのに、正樹が言ったら笑顔だし・・・」

(え・・・・)

  ドキン ドキン

「わ、ちょ、お前!
 何顔赤くしてんだよ!」

「とかいいつつ海斗も赤いよー?ww」

「未瑠につられたんだよ!!」


よかった・・・海斗の心には、私がいる。

陽愛がいても、私もいる。

もやもやが吹っ飛んで、すっきりした気分になった。


「ほら、早くしないと! 
 正樹が待ってる!」


2人でダッシュして、正樹の家へ向かった。