「まずはどうする??」

早速テンションが上がっている陽愛。

さっきからぐるぐる回ったり、ジャンプしたりしていつもと雰囲気が幼い。

(正樹ますます好きになってるだろうなー)

そんな思いで正樹を見ると、案の定顔は真っ赤。


「正樹!」

「え?あ!なに?」

「陽愛。可愛いね!!
 取られないように、頑張って!」

そう言って、海斗の方に目線を移した。

「んなことさせねーよ!
 ま、可愛いのはしょうがないからなー」

正樹は自信満々にそう答えた。

「だね!
 ・・・てか、どうする?!」

「やっぱ、ポケバイからだろ!」

ここに来て久しぶりに海斗が口を開いた。


ポケバイかぁ・・・


「うん!そーしよー!」



そこからポケバイを始めたのはよかったんだけど・・・


「む、難しい・・・っ」

私はさっきから、壁に激突したり変な方向に進んだりとなかなか上手くできない。

ゴーカートも苦手なんだよね・・・(^_^;)

「イエーイ!3連勝!」

そんな私とは裏腹にガッツポーズをしている海斗。

なんだあいつ!

なんで乗りこなせるわけ?!


「未瑠、頑張ってー!」

ふいに応援をしてくれた陽愛もなかなかの腕前。



q( ゚д゚)pブーブーブー


「もうっ、これ難しい!!!
 次行こ!次!」

リベンジしてやるー!


「次は・・・ロデオ!!」

私が指差した先には動き回る牛の姿があった。