ついにとうとう来てしまったデート当日。
私は鏡とにらめっこ中(ーー;)


「え・・・えへッ☆」


陽愛に言われた『ペプラム』というものをお姉ちゃんから無事借りた・・・
んだけど!


(似合ってるの・・・?)

陽愛に写メを送ったときは、なかなかの高評価だったけど、よく見るとこれはないんじゃ・・・


1人脳内サミットを繰り広げていると、ケータイが鳴った。


「んー?だーれだだれだー」

ドタドタとケータイが置いてあるベットの上にいくと、ディスプレイには『陽愛』の文字と、電話のマークが表示されていた。



「はーいもしもーし!陽愛?おはよー」

『もしもし未瑠!?おはよ、ちょっと早く支度して出てきて!!!』

電話の向こうの陽愛はいつもより焦った様子。


「え?うん今どこ?」

『未瑠が遅いから、今みんなで未瑠の家の前まで来たの!』

「え゛!!?」

慌てて窓の外を見ると、目線右斜め下に3人の男女。


  (ノ∀`)アチャー


「今出るからちょっと待ってて!」

『え!?ちょ・・・』


そう一言陽愛に伝え、強引に電話を切った。