「リハビリ進んでるか?」 「おー。ばっちし。 筋肉がある程度付いたら退院ってさ。」 え、退院? 「ホント…⁉︎」 思わず、聞き返す。 「ホントホント。普通に歩けるしな。」 あぁ、良かった。 「だから、もうちょい待ってろな?」 「…ん。」 ライは、ホントにここに居るんだ。 「良かったな、ラル。」 「はい。」 あたしは、1人じゃない。