未来へのボール*WINTER*


先輩の言葉が、あたしの肺を

ギュッと締め付けた気がした。

さっきより、

少し息が苦しくなった気がする。


「…。」

辞めたい、と思ったのは事実。

だからソレをサクト先輩に渡した。


けど、ライが目覚めた今

あたしはまた…揺らいでいる。


「……。」

馬鹿みたい。


この間まで、バスケを

辞めたいと言ってフラフラしてたのに

今は、またバスケを

やりたくてフラフラしてる。


…心変わり早すぎ。我ながら。

でも。


「その紙が…全てですよ。

……"サクト先輩"。」

多分、この人の居るバスケ部には

入れないと思う。