未来へのボール*WINTER*


「え?」


「あれ?何でウチのクラスに?」


「ちょ、誰か何かしたの?」

何だかクラスメイトがザワザワしてる。


そんな中。あたしとミツは、

普通にお弁当を食べる準備。

勿論、ドアの方を向くことなく。


あーもー、黎ちゃんたら。

またこんなにおかず詰め込んで…。

そのうちあたし太っちゃうってば。


…今、何キロだっけ…。

最近、乗っていない

体重計を思い浮かべながら

最後に見た数字を思い出そうとした。


その時、だった。


《パシッ》

お弁当に伸ばした箸を持つ

右手の手首を誰かの手が包む。


……この、綺麗な手。見覚えがあった。


「……見つけた。」


「……。」

マジですか。