未来へのボール*WINTER*


「…あぁぁぁ。」


「…。」


「いぃぃぃぃいいいぃぃい。」


「…。」


「うぅぅぅううううぅっ…ふふふふふ。」


「……ねぇ。」


「ええぇぇぇえええぇぇぇぇええ。」


「…。」


「ぉぉおおおぉぉぉおっほほほほほ…。」


「……。」


《ガタッ》


「あぁっΣ(°□°lll)‼︎

ごめんなさいごめんなさい‼︎‼︎

もうしないから!

だからどこにも行かないで(泣)‼︎」

涙目であたしの着ているブレザーを

縋り付く様に掴むミツ。


「……で、一体何がしたかったワケ。」

4時間目と5時間目の間の休み時間。

要するに、今は昼休み。


それで、朝に言ってた通り

お昼ご飯を食べようと弁当を

広げていたら急に奇声を上げたミツ。


「あいうえお、って言うのを

どれ位長く言えるか試してたの。」


「……楽しい?その実験。」


「面白くて、途中で笑っちゃった(笑)。」


「……。」

どうすれば良いの、この状況。

ミツの行動の意味が全く分からない。


「……、楽しいなら良いけど…

あたしの前ではやらないでね。」

うん。これで良いや。


「えー、面白いのに。」

結構です。


《ガラッ!》

昼休みが始まって1分ほど経った頃。


教室の後ろのドアが

勢い良く開く音がした。

教室に居る人皆、そこ視線を向けた。