未来へのボール*WINTER*


「違う。ラルが責任を負わせたのは

バスケじゃない。

バスケをやってるラル自身だろ。」


「……、…。」


「結局、自分を責めてんじゃん。」


「………そんなこと、ない。」


「ラルはそれをさ、俺が寝てる間

ずっと背負ってたんだろ?」

……。


あたしは床を俯くしかなくて。


「その間、何してた?」


「……何…って。」

何もしてない。


何で、あの空いてしまった時間を

埋めれば良いのか、わからなかった。


「ラルがバスケを辞めて過ごしてたら

その何もしてない時に終わりは無いよ。

何をすれば良いのか、っていう答えも

きっと一生見つからない。」


「…っ。」


『どうすればいいのか分かんねぇなら、

考えるしかない。

今まで考えて分かんなかったなら、

それはお前が今まで避けてたバスケに

答えがあんじゃねぇの?』

……何で、

ライとサクト先輩が同じことを言うの。