未来へのボール*WINTER*


「「……。」」

再び沈黙に包まれる。


正直、起きたばかりのライに

こんな話はしたくなかった。


起きて、抱きしめて、泣いて。

良かったって、それで終わりたかった。


けど、どうだろう。この空気は。

ライが起きてくれて凄く嬉しいのに、

この病室に流れるのは悲しみばかり。


……本当に、もう良いから。

バスケは、もう良いからさ。

今までの時間を埋めようよ。


もう、あたしには関係ないから。


「………ごめんな。」


「……へ…。」

……。


言葉を一瞬、理解できなかった。

今、ライは何を言ったのか。


ライに言われて数秒後に言葉を理解し

そして疑問が生まれた。


「……何で、ライが謝るの…?」