「………ちッ」
フランさんは舌打ちをすると、ズカズカと歩き、あたしの近くのソファーにドスンッと座った。
「じゃあ次、紹介しろライ」
…コイツ、昨日から思ってたけど、色々と偉そうだよね、口調とか行動とか。お前は王様かっつーの。マジ腹立つ。
「ふふ、はいはい」
だけど、ライトさんはそんなフランさんの口調に慣れてるかのようで、笑って受け流した。
…よく平気でいられるなあ、ムカつかないんだろうか。
…まあ、他人の思ってる事なんてどうでもいいけど。
「じゃあ私は昨日会った時にしたから最後の一人紹介するわね」
「あ、はい」
「ええと…」
「あ、最後って俺ー??」

