チュンチュン…チュン…
ん~、うるっさい…
チュン…
しかも耳に響いて…
チュン!!
「だあ~もうッ!!うるっさい!!」
あたしは起き上がった。
「…あーここ何処…?」
「昨日と同じわしの部屋じゃよ」
ぬんッと、あたしの目の前にニカッと笑うクソじじぃの顔が現れた。
「ぬわあぁ!!」
「お、良い反応じゃな。そそるなぁ」
「な、アンタはもうそそるとかそう言う年代じゃないでしょ!!」
「ん?あぁ今はそうだったな」
「ッたく…今とか関係ないよ、もうちょっと自分の歳を理解しろよ」
「設定がいまいち難なのじゃ」
「は?」
「いやなんでもない」
クソじじぃは何故かふて腐れながら、ブツブツと何かを呟いて、奥の部屋へと行ってしまった。
…なんなんだよ、クソじじい…。
「てか、あれ…なんか違和感が」
何だろう…なんか体が…
あたしは眩しい光に気が付いて、その光を差す窓を見つめた。
………。

