「…これが、あたしの必殺技、鼠、屁、滅です」
ビィーーーーーーーーッ
試合終了のホイッスルが鳴ると、審判を務めていたゴーランドはハッとしたように手を挙げた。
「しょ…勝者…バンリさん(?)!!」
「ちょ…今、間にハテナがありませんでした?」
「あ…ぅ…その…」
ゴーランドさんはまるで、まだ状況を理解してないかのように慌てていた。
「ま、いいや…」
あたしは下に降りた。
『ちゅう!!』
「鼠子、よくやっ…(臭)よくやった。もう戻って良いよ」
ポンッ
あたしは、鼠子を消すと溜息を吐きながら倒れてる三人を見下ろした。
「ちょっと…やりすぎたかな」
あたしは、小さくガッツポーズをした。

