「……あのお」
ちょっと、今の状況を整理しよう。
フランさんに喧嘩売られる。↓
めんどくさいから承諾。↓
ペルさんが文句を言う。↓
皆(約数人)が私との闘いをめぐって口喧嘩になる。↓
じゃあ、なんなら、あたしは皆と闘おう!↓
…皆、目が点になる。
……って…目が点になる前の、何処がおかしかったわけ!
「お前がおかしーんだよ」
もやもやしていると、フランさんが呆れたように呟いた。
「…あたしは」
…だって、あたしは…戦わないし。
「でも、いーねぇ」
「ペル?」
すると、ペルさんが何か考えたように、ニヤリと笑った。
「いーこと思いついた。三分間、私達三人相手に生き残れたらAクラスに入れるって事は?」
「あら、良いじゃない」
…三分間ねぇ。
どんだけ、自分等に自信あるんだか。
まあ、あたしも生き残る自信あるけど。
「あたしも構わないですよ」
「はあ?マジで言ってんの。さっきから思ってたんだけど、あんたどんだけ自信あんだよ」

