ライトさんがごめんねと言いながら、ステージの上にいる数人達を指差した。
「あの子が、ゴーラ「必要ねぇだろ」
すると、ライトさんの言葉が途中で途絶えた。
「え…?」
“必要ねぇだろ”。
まるで憎たらしい声の、する方にはフランさんがいた。フランさんはステージの上に立ち、ニヤリと笑っている。
…あからさまに何か企んでる予感。
「…どうせ、てめぇは入れねぇからな」
「…は?」
「…紅色の姫さんよぉ。俺さ、お前にちっと興味持ってんだ。だからさ、
……俺を選べよ」
…彼が言ってんのは、闘いの相手の事だろうか。
うーん。
でもまあ、手っ取り早いしフランさんで…
「え〜ズルい〜」

