透明な写真。






 今度は茜の部屋で目覚めた。

 頭が重い。


 なぜ、自分の夢に右京が出てきたのか‥それが謎なのだ。


 考えていたら頭が痛くなったので、茜は考えることをやめる。



 重い頭を起こして時計をみる。


 22時。

 もうこんな時間か‥。

 お母さんは夜勤でいない。
 お父さんは茜がうんと小さいころに出て行った。

 リビングに足を運ぶ。
 テーブルには、置き手紙。


 
 ″茜へ″

 ご飯は冷蔵庫に入っています。
 それと、明日の朝ゴミを出して
 いって下さい。

         母


 お腹も減っていたので、ご飯を食べることにした。

 茜は冷蔵庫を開け、ご飯を出し、1人で食卓につく。こんな光景も慣れたものだ。幼いころは寂しくて仕方がなかったのに。不思議と年を重ねるごとに平気になる。


 ゆっくり食べ終わったあとは、ナナを家に入れてやる。


 そしてソファにナナと一緒に寝転がり、テレビをつける。