透明な写真。








 しかし、それがなんとも茜の心をくすぐった。



 

 自由で気ままで、そう本当にこの写真に映っている空のような

 澄み渡っていて、ここち良いもの。





 (なんて不思議な写真なんだろう)





 しばらくその写真から目が離せなかった。




 そして茜は、その写真集のタイトルと写真家の名前を暗記し、それを買うことに決め、図書室を後にした。




 (今日は、本屋によらなくちゃ)




 そして足早に教室へ戻っていった。