そのころ苺は、次の授業が国語という最悪の状態に気付き、仮病で早退して、家に帰ってる真っ最中だった


「明日どうしよっかな~絶対怒られるよな~ま、いっか!明日こそ宿題やってくれば許してくれるだろう!」


そうこう言ってるうちに、家に着いた


「たっだいま~.....まあ、誰もいないけどね!」


苺は、小さいころに両親をなくしている。だから苺は、兄の健介と2人暮らしなのだ


「あれ?留守電はいってる」


家に入って最初に目についたのは、電話の、留守電があることを示すランプだった


「誰だろう?」


苺は留守電を聞けるボタンを押した。それは兄からのメッセージだった


「今日、いつもより早めに帰ってくるから。あと、新しい俺のペアと、新しい事件の紹介もするからな」


内容はそれだけだった


短いメッセージを聴き終えた苺は、真剣な顔つきになり、自分の部屋に行き、制服から部屋着へと着替えた



『新しい事件』と聞き、苺はすっかり事件モードになったのだ




このあと、すぐに事件モードが壊れるとも知らずに....